皮下組織について
真皮の下には「皮下組織」が存在します。皮下組織の大半は皮下脂肪で成り立っています。皮下脂肪には、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類があります。白色脂肪細胞は、体全体に広く存在していて、体の中に入った余分なカロリーを中性脂肪として蓄える働きがあります。また、体温を一定に保ったり、外部からの衝撃を和らげて体の内部を守る働きもあります。皮下脂肪の約99%はこの白色脂肪細胞だと言われています。この細胞が増えすぎると、肥満になったり、皮下組織全体が分厚くなってしまいます。皮下組織が厚みを増すと真皮の弾力が損なわれて、肌のたるみにつながります。この場合のたるみは老化によるものとは違います。もう一つの褐色脂肪細胞は、心臓、腎臓、首の周り、脇の下、肩甲骨の周りなど存在する場所が限定されています。体内に蓄積された余分なカロリーをエネルギーに変換して放出する働きをするのがこの細胞です。この細胞は皮下脂肪のうち約1%しか存在しません。乳幼児に多くみられる細胞で、成長するにつれて減少します。これらの皮下脂肪は、多すぎても少なすぎてもいけません。ほどよい量の脂肪が肌のハリ、ツヤを保ち、体の健康も保つのです。